小児肺炎球菌ワクチン(プレベナー)

肺炎球菌の感染症により細菌性髄膜炎、菌血症・敗血症、重症肺炎、細菌性中耳炎を起こします。細菌性髄膜炎の原因としてヒブ(Hib)と並んで重要な病原菌です。細菌性髄膜炎の初期症状はかぜと区別がつきにくく、治療では耐性菌が多く抗生物質が効かないことからワクチンによる予防が最も重要です。なるべく早期の接種をお勧めします。

接種対象者

生後2ヶ月以上9歳以下

スケジュール

初回の接種月齢・年齢によって接種間隔・回数が異なります。

接種開始年齢 回数 接種スケジュール
2~6か月 4回

1回目から4~8週間隔で2回目
2回目から4~8週間隔で3回目
3回目からおおむね1年
後に4回目(3回目から60日あける)

 

7~11か月

 

3回

1回目から4~8週間隔で2回目
2回目からおおむね1年後に3回目(2回目から60日あける)

1歳~2歳未満

2回

1回目から60日以上あけて追加1回 

2~9歳

1回

 1回のみ

 接種開始年齢  2ヶ月  3ヶ月 4ヶ月   7ヶ月 8ヶ月  1歳  2~9歳
2~6か月  ①↑  ②↑  ③↑      ④↑  
7~11か月        ①↑  ②↑  ③↑  

1歳

           ①↑  ②↑

2歳~9歳

            ①↑ 

副反応

発熱、接種部位の発赤

胃がんリスク検診(ABC検診)